実際に型紙は革を切り出す形状にカットして使うので、寸法は入っていなくてもいい。
そう思っていませんか?
試作のたびに「ここは10mm大きく」「ボタンの位置は5mm下にずらそう」と、手元の紙にサッとメモを取る。でも後で見返すと「これ、何の数字だっけ?」となった経験はありませんか?
CADを使って図面に残しておくと、修正のたびにその場で書き込めるので、こういったことがなくなります。最終的には切り出す形に仕上げるのですが、試作の段階でどんどん書き込んでいけるのがCADを使う大きなメリットのひとつです。
製図の要素を取り入れながら、レザー型紙として使いやすくアレンジした、僕なりのオリジナルの使い方を紹介します。
まず、型紙ができたら図面を2枚印刷します。
1枚は厚紙に貼って、革の切り出し用として使います。もう1枚は「書き込み専用」として手元に置いておきます。
実際に作業しながら気になった部分が出てきたら、その場でもう1枚の図面に直接書き込みます。寸法を手書きで書き換えてもOKです。このとき、基準の位置とどの方向に伸ばすかもあわせて書いておくと、あとでCADに反映させるときに迷いません。
たとえばボタンの穴を右にずらしたい場合は、穴を丸で囲んで右向きの矢印を引き、その横に「5mm」と書くだけ。これだけで修正内容が一目で分かります。
図面に書き込む=修正指示書
になる、という感覚です。
書き込みが終わったら、CADを開いて修正を加えていきます。
ポイントは、CADに反映し終えた箇所に赤ペンでチェックを入れること。これをやっておくと「あれ、ここ直したっけ?」という反映漏れがなくなります。書き込み図面がそのまま作業チェックリストになるイメージです。
また、修正しているうちに「どちらの形がいいか迷う」場面も出てきます。そういうときはCAD上でオブジェクトをコピーして、2種類並べて作ってしまいましょう。どちらが正解かは試作してみるまで分からないことも多いので、悩む時間より手を動かした方が早いです。
レザークラフトの型紙図面は、製図の要素を取り入れながらも、試作で気になったことをその都度書き出していくためのオリジナルの使い方です。
印刷した図面に書き込んで、CADに反映したら赤ペンでチェック。迷ったら2種類作って試してみる。このサイクルを繰り返すことで、型紙は少しずつ育っていきます。
完璧な寸法を最初から入れようとしなくて大丈夫です。書き込んで、直して、また書き込む。その積み重ねが、自分だけの「使える型紙」になっていきます。
- 図面は2枚印刷して使う:1枚は型紙、もう1枚は修正指示用
- CADへの反映は確実に:CADに反映したところは赤ペンチェック
次回は、こうして修正を重ねた型紙を整理していく方法について話をします。
レザークラフトとCADを組み合わせた型紙作りについて、もっと詳しく知りたい方は、お気軽にInstagramのDMでご質問ください。
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「本当に自分にも作れるかな…」と不安な方でも、
手順通りに進めるだけで、ちゃんと形になるように設計しています。
ぜひ、“自分にも作れた”という達成感を味わってみてください。

