AutoCADで新規ファイルを開くたびに、単位の設定、線種の追加、寸法文字のサイズ変更…。毎回同じ作業を繰り返していませんか?
実はこれ、一度設定してテンプレートとして保存しておくだけで解決します。次回からは新規作成時にそのテンプレートを選ぶだけで、すぐに型紙作りを始められます。
この記事では、レザークラフトの型紙作りに必要な設定をまとめたAutoCADのテンプレートを作る手順を紹介します。
まず最初に単位を設定します。コマンドラインにUNITSと入力してEnter。
「単位管理」ダイアログが開いたら、以下の2点を確認してください。


- 挿入尺度:ミリメートル
- 精度:0.00
レザークラフトの型紙は実寸(1:1)で作るので、単位がミリメートルになっていないと印刷したときにサイズが狂ってしまいます。ここは必ず確認しておきましょう。
精度はデフォルトの0.0000では細かすぎるので、0.00に変更しておくと数値が見やすくなります。
設定できたらOKを押して閉じます。
次に、A4横サイズの外枠を実寸で描きます。コマンドラインにRECTANGと入力してEnter。


- 1点目:0,0でEnter
- 2点目:297,210でEnter
これでA4横サイズ(297×210mm)の四角が描けます。
この四角は印刷範囲の目安として使います。型紙を作るときにこの枠の中に収めれば、A4用紙にそのまま印刷できます。枠からはみ出しているようであれば、分割印刷やA3出力を検討するサインです。
図枠や表題欄のような製図的な要素は必要ありません。この四角一つあれば十分です。

次に、小さくて見えにくいため寸法文字のサイズを変更します。コマンドラインにDIMSTYLEと入力してEnter。

「寸法スタイル管理」ダイアログが開いたら、左側のリストでISO-25を選択し、「修正」ボタンを押します。

「寸法値」タブを開くと、文字の高さ:2.5となっています。これをـ5に変更してOKを押してください。
デフォルトの2.5では型紙に書き込んだ寸法が小さくて読みにくいです。5に変えておくと印刷したときにちょうど読みやすいサイズになります。
次に、型紙作りで使う線種を追加します。コマンドラインにLINETYPEと入力してEnter。

「線種管理」ダイアログが開いたら、**「ロード」**ボタンを押します。線種の一覧が表示されるので、以下の2つを選択してロードしてください。

- CENTER2:中心線として使用。ボタン穴の中心位置や、左右対称の基準線などに使います。
- HIDDEN2:破線として使用。折り線や縫い線など、実際には切らない線に使います。
線種はByLayerで管理しています。レイヤーごとに線種を割り当てておくと、線の種類をレイヤー単位で切り替えられるので管理がしやすくなります。この2種類と実線を合わせた3種類があれば、レザークラフトの型紙作りに必要な線種は揃います。
ここまでの設定が完了したら、テンプレートとして保存します。
ファイル → 名前を付けて保存を選択。保存ダイアログが開いたら、ファイルの種類のドロップダウンを
AutoCAD図面テンプレート(*.dwt)
に変更します。ファイル名は「レザークラフト型紙テンプレート」など分かりやすい名前にして保存してください。保存先はAutoCADのテンプレートフォルダに自動で切り替わるので、そのまま保存でOKです。
「テンプレートオプション」のダイアログが出たら、計測単位をメートルにしてOKを押せば完了です。
次回からの読み込み方は、ファイル → 新規作成を選ぶだけです。テンプレートを選ぶダイアログが開くので、保存した「レザークラフト型紙テンプレート」を選択してOKを押せば、設定済みの状態でAutoCADが立ち上がります。
毎回ゼロから設定し直す必要はありません。テンプレートを開いた瞬間から、型紙作りを始められます。
一度テンプレートを作っておけば、次回からはそれを開くだけですぐに作業を始められます。
設定した内容は4つです。
- UNITS:単位をミリメートル・精度0.00に設定
- RECTANG:A4横サイズの外枠を描く
- DIMSTYLE:寸法文字の高さを5に変更
- LINETYPE:CENTER2・HIDDEN2をロード
最初にこの設定を済ませておくことで、毎回の作業がスムーズになります。型紙作りに集中できる環境を、まず整えておきましょう。
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