「縫い」を行う前に各パーツを接着していきます。あらかじめ接着しておくことで各パーツを仮止めできるので縫いやすくなり、貼り合せたコバ(革の断面)をきれいに仕上げることができます。接着には接着剤を用います。
接着剤にもいろいろ種類があるので1つずつ見ていきましょう。

パーツの切り出しも終わったし組立作業にはいろうか。

ようやく形になるんだね。針と糸で縫っていくのかな?

組立の最初のステップは接着なんだ。どんなもので接着するかみていこう。
このボンドは乾く前に貼り付ける必要があるため、すばやく作業する必要がありますが、ボンドを塗ってパーツを貼り合わせたときに、乾くまでの間に位置を微調整できるので貼り合わせに自信のない方やパーツの間に補強材を入れるときにおすすめです。
ボンドは貼り合わせるパーツの両方の面に塗りますが、量が多すぎると革同士を圧着したときに側面からはみ出てきたり、逆に少なすぎると完成後にコバの接着面がはがれたりするので、量の調整に注意が必要です。
酢酸ビニル系接着剤の接着方法





レザークラフトで代表的なボンドは、「サイビノール」です。「100」と「600」の粘度の違う2種類があるので、用途に合わせて使用します。
ジャータイプの容器からヘラを使って革に塗っていきますが、量の調節が苦手な方は木工用のボンドがチューブタイプの容器の中でも量の調整もしやすく作業しやすいです。
ゴム系ボンドは革に塗ったあと少し乾かしてから接着します。酢酸ビニル系のボンドより余裕をもって作業ができるため、端部まで丁寧に塗ることができます。このボンドは溶剤を使用しているので、作業場の換気をしっかりと行いながら作業をしましょう。種類を大きく分けると「合成ゴム系」と「天然ゴム系」があります。合成ゴムは、接着力が強いので接着の強度が必要な部位に使用します。ただ、臭いがきついため、しっかりとした換気が必要です。ホームセンターで売られているものとして「Gクリヤー」や「ダイヤボンド」などがありますが、チューブタイプが多く、一度出てくるとなかなか止まらないので、取り扱いに慣れが必要です。
天然ゴムは、ゴム系ほどの強度はありませんが、粘度が低いため作業性も良く薄く塗りやすいためコバの仕上がりに影響が出にくいです。
また、合成ゴム系に比べて臭いもきつくないため、非常にバランスの取れた接着材です。
※筆者はこれをよく使います。
ゴム系ボンドの接着方法





上記に紹介した接着剤はコバの部分からはみ出さないようにする、貼り合わせたところを均一の厚みにするなどの注意点があります。その点、両面テープはコバの仕上がりを一定に保つことができるためパーツの仮止めとして非常に優秀です。テープの基材には紙や不織布をベースにしているものなど種類があるのでいろいろ試しながら使ってみましょう。ボンドに比べて使いやすいですが、接着力は劣るため、カードケースなど平面の接着に使用すると完成度が安定しますが、立体的なものの固定には不向きです。
両面テープの接着方法





<ボンド系>
- 丸ぎり
- ジラコヘラ
- ヤスリ
- 圧着する道具
(ローラー/ハンマー/ガラス板) - コバを仕上げる道具
(豆カンナ、ヤスリなど)
<両面テープ>
- ハサミなど
- 圧着する道具
(ローラー/ハンマー/ガラス板)

接着剤の種類と用途は分かったかな?

両面テープが楽でよさそう!

必要な道具も少ないし始めたてには良いと思うよ。

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